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ドリップバッグ各種 1杯分(10g) スペシャルティコーヒー豆
¥150
SOLD OUT
手軽にいつでも美味しいコーヒー。 1杯分のドリップバッグです。 10gのコーヒーが入っています。 ※コーヒーの種類はプルダウンメニューから選択してください。 ※商品の詳細は各豆の販売ページをご覧ください。 ※当店おすすめの焙煎度で焙煎します。各豆の販売ページにておすすめ焙煎度をご確認ください。 ※賞味期限は1ヶ月です。製造から1週間以内の商品を発送します。
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【お買い得】200g スペシャルティコーヒー豆
¥1,350
お買い得の200g販売です。 パッケージは200gごとに1袋。チャック付きコーヒー専用アロマキープパックです。 ※コーヒーの種類はプルダウンメニューから選択してください。 ※商品の詳細は各豆の販売ページをご覧ください。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 ※当店おすすめの焙煎度で焙煎します。ご希望の焙煎度がございましたら備考欄にご記入ください。 ※豆のままでの販売です。粉をご希望の場合は備考欄にご記入ください。
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【お買い得】200g スペシャルティコーヒー豆
¥1,300
お買い得の200g販売です。 パッケージは200gごとに1袋。チャック無し平袋です。商品到着後は密閉容器への入れ替えをお勧めします。 ※コーヒーの種類はプルダウンメニューから選択してください。 ※商品の詳細は各豆の販売ページをご覧ください。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 ※当店おすすめの焙煎度で焙煎します。ご希望の焙煎度がございましたら備考欄にご記入ください。 ※豆のままでの販売です。粉をご希望の場合は備考欄にご記入ください。
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【お買い得】500g スペシャルティコーヒー豆
¥3,000
お買い得の500g販売です。 パッケージは250g×2袋。チャック無し平袋です。商品到着後は密閉容器への入れ替えをお勧めします。 ※コーヒーの種類はプルダウンメニューから選択してください。 ※商品の詳細は各豆の販売ページをご覧ください。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 ※当店おすすめの焙煎度で焙煎します。ご希望の焙煎度がございましたら備考欄にご記入ください。 ※豆のままでの販売のみです。
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カルム スペシャルブレンド 100g
¥700
上質なシトラス。後味スッキリ。 当店と同じ横浜市金沢区にあるパン屋さん「カルム」との共同開発です。 当初の目的はとにかくおいしくパンを食べていただくため、主張は控えめ後味スッキリ。 思い当たる豆をいくつかセレクト。ベースを生かしてアクセントに少しブレンドを基本としているのですが、試してみると稀に主役がいなくなることがあります。輪郭が崩れぐだぐだになったり、新しい味わいに変化したり。 今回は後者でした。アクセントに用意したエチオピアの華やかさは影をひそめ上質なシトラスに。主張は控えめという当初の目的がしっかり果たせたうえに予想外の香りの上質さ。 相手を立てる大人の佇まいでパンのみならずフードペアリングは上手。ただコーヒーそのものをじっくり観察してみると、その素晴らしい香りや味わいに驚かされるかもしれません。 飲み口はスッキリ目のやや深煎りです。 こちらの豆をブレンドしました エチオピア ミャンマー ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 ※ブレンドは作成時間の都合により発送が多少遅れる場合があります。
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パナマ ゲイシャ チリキ ボルカン ナチュラル 100g スペシャルティコーヒー豆
¥1,600
SOLD OUT
【おすすめ焙煎度 やや浅煎り】 異国の空気感。優美でフローラルな香り。 独特な香りで知られるゲイシャコーヒー。優美でフローラルな香りは西洋とも東洋ともいえない異国の空気を想像させます。苦味も酸味も程よく、甘みを感じるその味わいは高級紅茶のよう。鼻の奥にくすぶり続けるアロマがしばらく現実を忘れさせてくれます。アロマテラピーのような感覚なのかもしれません。 他にも高級な豆は色々ありますがゲイシャは特別。味わいの系統が他の豆の延長上にありません。特有のゲイシャフレーバー。たしかに高価ですが対価を払わなければ体験できない逸品。是非お試しください! ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 この豆の焙煎度のバリエーション ・ハイロースト(やや浅煎り、酸味があってスッキリ) 【生豆資料】 パナマは太平洋とカリブ海に挟まれ熱帯性の気候に恵まれた自然豊かな国です。コーヒーの栽培は、西部のChiriqui (チリキ) 県バルー火山の山間部で盛んに行われており、多くの中小規模の生産者が栽培方法や精製方法に工夫を凝らし、スペシャルティコーヒーの生産に力を入れています。当ロットは、Tierras Altas (ティエラス・アルタス)地区、のVolcan (ボルカン)エリアのコーヒーです。 ゲイシャ(Gesha/Geisha)種は2004年にパナマの国際品評会で再発見されて以来、現在に至るまでスペシャルティコーヒーの世界において最も品質ポテンシャルの高い品種として認知され、世界各生産国で栽培が広がっています。そのカップは秀逸で、ウォッシュドコーヒーではフローラルなアロマと柑橘類を思わすフレーバー、驚くほどすっきりした甘味を伴った酸味が特徴的です。一方で原種系品種であるため、生産性が低いことや、生産技術が十分には確立しておらず、現在でも希少な品種です。 K&R Specialty Coffeeはパナマの高品質なコーヒーを世界10か国以上へ届ける輸出業者です。K&Rのジェネラルマネージャーを務めるのは、Daisy氏で、夫のPlinio氏は生産と販売部門のマネジャーを務めています。Plinio氏の家系はもともと農園から輸出、焙煎にまでコーヒーに関わる事業を営んでおり、Daisy氏は結婚を機にコーヒーに関わり始めました。家族経営は2014年に困難の時期を迎えることとなり、その時に組織 の構造改革を決意し、K&R Specialty Coffeeを立ち上げることとなりました。当初より、スペシャルティコーヒーの小規模農家との良い関係を築き、その維持に努めています。農家さんたちと協力し、精製方法の向上を図り、生産戦略を練ることで、世界に通用するカップクオリティのコーヒーの生産につなげています。 エリア:パナマ チリキ県 ボルカン地区 標 高:1400~1700m 品 種:ゲイシャ 精 製:ナチュラル 【パナマのコーヒーについて】 世界が高品質な豆に注目。 パナマと言えば、文書、運河、そして超高級コーヒー「ゲイシャ」の名産地。 エチオピアで生まれ、コスタリカの研究所に渡り、中米でも栽培されていたがサビ病で絶滅。忘れ去られていた「ゲイシャ種」だがパナマのボケテ地区のドンパチ農園がコスタリカの研究所より持ち帰って復活。そして近くのエスメラルダ農園が国際品評会でそれをよりアピール。その衝撃のテイストがきっかけで、パナマはコーヒーの産地としても世界的な注目を浴びる存在に躍り出た。 ボルカンバルーの麓、ボケテ地区、その周辺ではゲイシャのみならず他にも高品質な豆を作っている。ウオッシュド、ナチュラル、ハニー。多くの精製法のノウハウもあり、現在最も世界、特に高品質な豆を求める人々から愛されるブランド産地の一つとなっている。
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ルワンダ AA キニニ水洗工場 100g スペシャルティコーヒー豆
¥700
【おすすめ焙煎度 やや浅煎り】 青りんごのような爽やかさ。滑らかな甘い後味。 柑橘類のような鋭さがある訳でもなければ、ストーンフルーツほどの落ち着きを感じる訳でもありません。明るくも爽やかな酸味。まるで青りんごのようです。特徴的な酸味に味覚を奪われがちですが、後味は驚くほど甘く滑らか。しっかり浅煎り感を楽しみながらも十分な甘さで深煎りのような充実感も与えてくれるコーヒーです。 普通のリンゴと青りんごの味わいを思い浮かべても、なかなか明確な違いを想像することは難しいと思います。ルワンダコーヒーを味わってみてください。きっと「青」である要素を感じ取れるはずです。 ※おすすめのハイロースト(やや浅煎り)の感想です。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 この豆の焙煎度のバリエーション ・ハイロースト(やや浅煎り、酸味があってスッキリ)おすすめ ・シティロースト(やや深煎り、コクがあって飲みやすい) ・フルシティロースト(深煎り、深い苦みとコク) 【生豆資料】 [品名]ルワンダ、キニニ水洗工場、AAグレード [グレード] フリーウォッシュドAA [規格] スクリーン15アップ、欠点3%未満 [生産地] ルワンダの首都キガリの北方、ルリンド地方、ンボゴおよびルシンガ地区 [生産者] 633軒の零細農家(総計252ヘクタール相当) [標高] 1800から2250メーター(一部2500メーターに達する地区もある) [収穫期] 3月~6 月(メインクロップ)、9月~11月(セカンドクロップ) [品種] ブルボン系のBourbon Mayaguez139 [総生産量] 54~120トン程度(AAグレードの生産量31~ 85トン程度) [肥料等] 牛糞等の有機肥料が中心。有機ピレスリンを農薬として使用し、ポテト臭の原因と疑われるアンテスティア虫等を駆除している。 [水洗工程] 自然の湧き水を使い浸水した状態でのウェットファーメンテーション=12~24時間水路を使った手作業の水洗。 アフリカンベッドで15から18日天日乾燥。 【ルワンダのコーヒーについて】 支配からの、華麗なる脱出 「千の丘の国」と呼ばれるルワンダは緑が多く、なだらかで美しい丘陵の多い内陸国。ベルギーによる植民地時代、ほぼ単一であった民族をツチ族とフツ族に分けて、対立の芽を植え付けたのがこの国の不幸な歴史の始まり。 また彼らの外貨獲得の政策として、各農家に70本のコーヒーの木の栽培を義務付けたのがルワンダでのコーヒーの始まり。当初はナチュラルの精製法が主流。 1980年代にアフリカでの新興国のコーヒーへの参入を機に、グローバルなコーヒー商社はコーヒー豆を極限まで買い叩き、農家が続々と破産する「コーヒー危機」が襲う。かつてベルギーが作った身分制ではフツ族は農家で働き、ツチ族は役人が多い。貧富の差が拡大し、紛争の芽が育まれた。 そんな憎悪があふれ出たのが1994年のジェノサイド。人口730万人の内、約100万人がたった1ヶ月で亡くなり、250万人が他国に亡命した。 コーヒーを作るどころではない最悪の内戦を経て、新しくできた政権は、ベルギーの植民地支配の呪いから脱出し急激な経済成長。今ではアフリカでも有数の治安の良い国に復権した。 そしてコーヒーはウオッシュドにその精製法を変え、高品質で高く売れるスペシャルティコーヒーを作る環境に。アフリカで初めて「カップオブエクセレンス」開催国に選ばれるなど、ここ最近のアフリカの最先端を引っ張る存在。 植民地支配で作らせられ、買い叩かれたコーヒーではない、新しく香るスペシャルティコーヒー。 それは新しく生まれた独立国家の復活の狼煙だ。
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東ティモール エルメラ レテフォホ ゴウララ 100g スペシャルティコーヒー豆
¥700
【おすすめ焙煎度 やや浅煎り】 クッキリ鮮明な果実味。ナッツのような香り。 久々に眼鏡をかけて、見た景色の輪郭の鮮明さに驚かされたことが何度かあります。その驚きと同じような感覚を舌で感じました。コーヒーという飲み物のことを全く知らないとしても、「これは何でできているんだろう?」と迷うことはなく、「フルーツ」と即答できる鮮明さ。雑味のないクリアの中にクッキリと果実を見ることができます。 味わいのバランスは絶妙。香りはナッツのようで硬質。吹き上がってくるような押しつけがましさはないので上品。ちょっと高貴な気分で楽しむには最適なコーヒーです。ブルーマウンテンよりこっちが好き。 ※おすすめのハイロースト(やや浅煎り)の感想です。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 この豆の焙煎度のバリエーション ・ハイロースト(やや浅煎り、酸味があってスッキリ)おすすめ ・シティロースト(やや深煎り、コクがあって飲みやすい) ・フルシティロースト(深煎り、深い苦みとコク) 【生豆資料】 生産地:東ティモール エルメラ県 レテフォホ郡 ゴウララ村 標高:1,450m以上 収穫期:5月-9月(乾季) 品種:在来種(ティピカ、他) 精製:ウォッシュド 土壌:赤土(テラローシャ) シェードツリー:モクマオウ 収穫:完熟豆の手摘み 乾燥:天日干し 【東ティモールのコーヒーについて】 何もないところに、全てある。新しい国の挑戦。 インドネシアから勝ち取った独立で、東ティモールはアジアで最も新しい国になった。が、それは最も貧しい国からの始まりでもある。そんな中、外貨を獲得する唯一の作物はコーヒー。赤道付近、インドネシアの東にあるその気象条件はコーヒーの生産に最適。人口の4分の1がコーヒー生産者と言われている。 特筆すべきは、貧しさのため、お金のかかる化学肥料や農薬がこの国には持ち込まれず、完全にオーガニック。コーヒーは無農薬だがシェードツリーには農薬をかける、みたいなことが多い中、この様な環境は大変貴重。何もないところは、何もない価値がある。 インドネシアの前はポルトガルの植民地であった東ティモールは、同じく植民地であったブラジルから総督により持ち込まれたのがコーヒーの始まりとされる。その品種改良がされていないティピカ種、これも貴重だ。
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コロンビア ナリーニョ ラウニオン 100g スペシャルティコーヒー豆
¥700
【おすすめ焙煎度 やや浅煎り】 吹き上がる香り。圧倒的な華やかさ。 とにかく香りの勢いがすごいです。粉にお湯を注いだ瞬間華やかな香りが吹き上がります。フレーバーに例える間もなく出てくる言葉は「すごい」。味わいももちろん素晴らしく、コーヒーらしい苦みや酸味、コクが押し寄せてきます。本当ににぎやか。にぎやかすぎる。 コーヒーの要素のゲージがすべて「程よい」からバランスよくはみ出してる感じです。少し高圧的にすら感じるコーヒー感に場合によってはやかましさを覚えるかもしれません。 でもこれがコロンビア。コーヒーが南国の飲み物だということを思い出させてくれます。渋くくつろぐというよりにぎやかで華やか。最高に明るい気分にさせてくれるコーヒーです。 圧倒的な存在感のコロンビア。なかでもナリーニョ地区は最高品質のコーヒー豆を作り出す名産地です。 ※おすすめのハイロースト(やや浅煎り)の感想です。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 この豆の焙煎度のバリエーション ・ハイロースト(やや浅煎り、酸味があってスッキリ)おすすめ ・シティロースト(やや深煎り、コクがあって飲みやすい) ・フルシティロースト(深煎り、深い苦みとコク) 【生豆資料】 コーヒー産地としては世界で3位と有名なコロンビアも、場所により実は様々。コーヒーよりもオレンジに力をいれている場所もあれば、山奥で麻薬をつくっているところもある。しかし、このナリーニョは、そんなコロンビアの中でも最高品質のコーヒーを生産する名産地。そして、そのナリーニョの中でも特にカップ品質に優れたラ・ウニオン地区よりお届けするマイ クロロット。非常に傾斜の厳しい斜面と肥沃な火山灰土壌、渓流が日中は山麓まで温かい空気を運び、その暖気は夜に山頂に上昇し、最大標高 2300m の耕地で最高品質のコーヒーを生産。その地形的特徴も重なり農園面積 1ha 未満の零細農家が一粒一粒完熟豆を丁寧に収穫し、手動のパルパーで果肉処理を行い、小さなタンクで水洗・発酵され、パティオやアフリカンベッドで天日乾燥。ここで栽培されたコーヒーは大手が9割おさえ、残りの1割も奪い合い、そんな噂も飛び交うほどの逸品。我々もスイスの専門商社ボルカフェからマイクロロットを毎年苦労してGETする。それがコロンビアナリーニョ ラ・ウニオン。そしてその、マイクロロットにつけた名前は、JOKER。苛烈な環境のコロンビアから生まれたラ・ウニオン地区独特の、深くマイルドな酸味と芳香なボディ、ナッツ系の滑かな後味、JOKERの持つテロワールが、深く貴方の胸を打つことでしょう。 地域:ナリーニョ、ラ・ウニオン地区 土壌:北部火山帯性火山灰土壌標高:1800~2300m 精製:ウォッシュド 各農家平均面積:1ha 未満 全体の約65%がカツーラ種、ティピカ種は凡そ5%、残り30%がカスティージョ(El Tambo)種が生産されています。 【コロンピアのコーヒーについて】 苛烈な環境が他にない魅力と多様性を産む、世界第三位のコーヒー王国。 赤道直下の地域では収穫期が2回、スペインから独立した19世紀にコーヒーの栽培を始め、今では世界中に輸出し、生産量は世界3位(2017年データ)、世界的にも大きな影響力を持つ産地。 何かと比較される、同じくコーヒー大国ブラジルとは大きな違いが3つある。伝統的な精製方法はウオッシュド、手摘み、そして高地で栽培するエリアが多い。南部では2000メートル超えの馬でしかいけないところも。 そのため、寒暖差が激しい高地の中部や南部の豆には酸味が特に際立つものが多く、スッキリで、キレがあると評される。反面ブラジルは甘みがあり、苦みも強いため、コクがあると評されることが多い。これらの対象的な2つをベースにブレンドするコーヒー店も多く、世界のコーヒー文化をけん引する両輪ともいえる。 主な産地は高地で有名な南部のナリーニョ、火山灰等による肥沃な土壌が特徴の中部のウィラ、比較的低地でマイルドな味が特徴の北部はサンタンデール、シエラネバダなど。地域による多様性もバラエティ豊か。火山灰が降り注ぎ、寒暖差の激しい苛烈な環境が特別な香り、目の覚める様な味わいを生みだす。
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タイ チェンライ ドイパンコン ナチュラル 100g スペシャルティコーヒー豆
¥700
【おすす焙煎度 やや浅煎り】 穏やかな甘さと口当たり。漂い続ける香りはまるでウイスキー。 香りは立ち込めるような強いものではなく穏やか。透き通るようなクリーンなアロマが傍を漂い続けます。まるで水割りのウイスキーを口に含んだかのようです。落ち着きます。ハイロースト(やや浅煎り)で焙煎しても酸味に角は立たず、むしろ甘さが際立ってサラッと飲めてしまいます。滑らかな口当たりとゆったりとした香りに、タイの方々の丁寧さと優しさが伝わってくる気がしました。 タイのコーヒーはなんとなく信頼を感じます。国際的にはあまり有名な産地ではないのですが、味や香りからも丁寧な仕事ぶりが伺えます。淀みなくとってもクリア。購入する際ブランド力のある産地の選択を一度置いといて、是非ともお試しいただきたい逸品です。 ※おすすめのハイロースト(やや浅煎り)の感想です。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 この豆の焙煎度のバリエーション ・ハイロースト(やや浅煎り、酸味があってスッキリ)おすすめ ・フルシティロースト(深煎り、深い苦みとコク) 【生豆資料】 ドイパンコンはチェンライにある、コミュニティの名前です。標高は1,250-1,500m。ここにはアカ族の人たちが暮らし、約300世帯のコーヒー農家がいます。品種であるChiang Maiは、SL28・カトゥーラ・カティモールを交配してできたタイのローカル品種です。カティモールの耐病性と、SL28の香味をあわせ持っています。先代のタイ国王が主導していたロイヤルプロジェクトの一環として、チェンマイでも植えられました。山の中に精製所がある為、霧が発生し、湿度も高いため、チュラル精製には管理が難しい地域ではありますが、頻繁に攪拌、定期的に結露を防ぐためにカバーし徹底した管理を行っています。 生産地:タイ チェンライ ドイパンコン 精製:ナチュラル 標高:1250~1500 品種:カツアイ ティピカ Chiang Mai 乾燥:天日乾燥 アフリカンベッド 栽培:シェードグロウン カップ評価:winy syrupy wiskey 【タイのコーヒーについて】 多様性が花咲く黄金郷。 東南アジアで最もスペシャルティコーヒーの進んでいる国のひとつ。国際都市であるバンコクはもちろん、チェンマイなど地方都市にもオシャレなカフェが立ち並び、ラテアートの世界チャンピオンも輩出し、最先端のエスプレッソマシンもずらり。そんなオーナーさんたちはまだ若く、バリスタ、そして珈琲好きな仲間が集う。そして国際的にはさほど有名ではないが珈琲の産地でもある。北部のチェンマイやチェンライにはアラビカ種の栽培に適した標高の高い山、そこには様々な少数民族が住み、珈琲で生計を立てる。 10年前そんな少数民族の暮らしを救おうとタイから来た熱い若者が弊社を訪れた。買って欲しいという生豆は焙煎するとまるで泥の様な味。が、今はどうだろう。浅煎りで焙煎するとそれはスペシャルティコーヒーそのもの。経済の発展とともにカフェや専門店の求める味のクオリティがあがり、今やコーヒーの市場だけでなく、産地としても成長著しい国に。 そもそもはメコン川流域で3つの国が隣りあう、ミャンマー・ラオス・タイの「黄金の三角地帯」として悪名を馳せた。芥子の花が咲く世界最大の麻薬の名産地。そこが1990年代に始まったタイ王室の麻薬撲滅&少数民族救済キャンペーンを機に、アラビカの珈琲の花咲く土地に変化しだした。今では「黄金の三日月地帯」(イラン・アフガン・パキスタン)に世界最大の座を渡している。 そしてそんなアラビカ珈琲のクオリティがあがるにつれ、タイのコーヒー文化も少しずつ変化が訪れた。南部で生産されるロブスタ中心だったタイのコーヒーは今もミルク入りが多いが、アラビカ種の良いコーヒーの出現でブラックで飲む習慣も始まった。良い循環が多様性を産み、多くの民族が共存共栄。王室が始めたそんなコーヒーマジックがタイの人々の日常にも息づきだしたようだ。
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ペルー レッドコンドル 100g スペシャルティコーヒー豆
¥700
【おすすめ焙煎度 やや浅煎り】 じっとり体に沁みこむ柑橘系の酸味。チョコレートのような甘さ。 とっても味わい深い酸味です。明るくて軽いレモンというよりは少し重厚感のあるオレンジ。柑橘系を思わせる要因としてほのかな「えぐみ」があると思うのですが、これがまた酸味に奥深さを与えています。悪い意味ではなく若い緑のような。フキノトウや菜の花?浅煎りにしてもサラッとではなく、フルーツの果汁のようにじっとり体に沁みこんできます。 その酸味をチョコレートのような甘さがほどよく包み込んでる感じです。酸味と甘さのバランスが絶妙で上品。優雅な味わい。主張が強すぎると苦手になりがちな柑橘系の酸味を上手に楽しませてくれるコーヒーです。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 この豆の焙煎度のバリエーション ・ハイロースト(やや浅煎り、酸味があってスッキリ)おすすめ 【生豆資料】 紀元前から古代文明が栄え、16世紀までインカ帝国の中心地だったペルー。その後スペイン植民地時代にコーヒーが伝来し300年近くたった現在でも伝来当時の品種ティピカが輸出栽培品種の70%以上を占めています。 現在ペルーのコーヒー農園は小規模農家が全体の90%となっており、 そのほとんどが協同組合に加入しています。レッドコンドルはアルトカ ハマルカ・ コーヒー生産者組合の8名の生産者に限定したロットです。 コーヒーはバナナやアボカドのシェードツリーのもとで栽培されていま す。収穫は全て丁寧に手摘みし、天日干しされ、機械選別、電子選別、 ハンドピックを行うことで、スペシャルティーコーヒー市場向けのポテン シャルの高いコーヒーに仕上げています。その高い品質が評価され、 2010年のSCAAでは、栄えあるコーヒー・オブ・ザ・イヤー2010のひとつにも選ばれました。 北部の高地での栽培が、おだやかな柑橘系の酸味、チョコレートのような濃厚な甘さ、そしてほどよいコクのあるコーヒーを育みます。 生産国:ペルー 生産地域: カハマルカ県チリノス 品種:ティピカ、ムンドノーボ、カツーラ等 スクリーン: 15UP 生産高度: 1750m~1900m 精製方法: フルウォッシュド、天日乾燥 収穫時期: 6月~9月 【ペルーのコーヒーについて】 美食の国の進化するコーヒー。 ペルーといえば、旧インカ帝国、マチュピチュ、ナスカの地上絵、セビーチェ。エキゾチックなその魅力から「いつか行きたい」と言いながらも、そのあまりの遠さにいつか行きたいが実現することはあまりない。 そんな遠いイメージのペルーも、じゃがいも、トマト、唐辛子、かぼちゃ、ピーナッツの原産地と聞くと、エキゾチックな謎の国から我々の日常に近い国な気がしてくる。16世紀にスペインがこの地を征服しつくした後、ヨーロッパにこれらの食材を持ち帰らなければ、トマトのないイタリア料理、ジャガイモのないドイツ料理、ひいてはキムチのない韓国料理になっていたかもしれない。そして本場ペルー料理は今や世界でも有名、ワールドトラベルアワードにて「世界で最も美食を楽しめる国」に4年連続最優秀に選出されている。 日本との関係では、明治時代に日本から移民した人も多く、ペルーの元大統領が日本の熊本県にルーツを持つ方であったことも記憶に新しい。主食が米というのも日本人には親しみが持てるところだろう。 コーヒーについては南米の二大大国ブラジル、コロンビアの陰にかくれがち。ブラジルほどの生産量はなく、コロンビアほどの凄みもなく、マイルドで飲みやすい珈琲というイメージ。しかし昨今は美食の国ならではのクリーンなカップの珈琲やオリジナリティあふれる農園が生まれ、驚くような面白い味や香りの珈琲が突如として現れ始めている。そんなサプライズが最も期待できるペルー。今後のスペシャルティコーヒーシーンで目の離せない産地のひとつであろう。
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エチオピア イルガチェフ G1 コンガ アメデラロ ナチュラル 100g スペシャルティコーヒー豆
¥700
【おすすめ焙煎度 やや浅煎り】 フルーティーな酸味と香り。赤ワインを思わせる芳醇さ。 フルーティーさは抜群。ピーチやストロベリーを思い起こさせる酸味と香り。熟成はしてるけど明るい印象の果実味。しかしこの赤ワインのような芳醇さはなんなんだろう?焙煎した植物の種から抽出されたとは思えません。 初めて飲む方はコーヒーの概念が変わるかもしれません。おいしいです。個性的ではありますが酸味は穏やかでマイルド。飲みやすいのでどなたにでもお勧めできます。やっぱりイルガチェフは特別な味わいですね。コーヒーだけでじっくりと味や香りを堪能したくなります。 ※おすすめのハイロースト(やや浅煎り)の感想です。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 この豆のバリエーション ・ハイロースト(やや浅煎り、酸味があってスッキリ)おすすめ ・シティロースト(やや深煎り、コクがあって飲みやすい) 【生豆資料】 エチオピア・アラビカの最高峰イルガチェッフェ地方の中でも安定した品質を生産するコンガ地区のアメデラロ集買所で生産されたナチュラルG1(Grade 1)。 産地の平均標高は2000メーター。エチオピアの最高グレードを生産する条件を有しています。鉄分が豊かなことを示す赤土の肥沃な農地で主に有機肥料を使用。古くからの地場品種から生産されたチェリーは、近年スペシャルティーコーヒーの輸出業者として定評のあるプリムローズ社の管理のもと、丁寧な天日乾燥で仕上げられています。 品名:エチオピア イルガチェフェG1 コンガ アメデラロ ナチュラル 地域:エチオピア中南部、南部諸民族州、ゲディオ地方、コンガ地区 生産者:零細農家 標高:1750-2300m 収穫:11月-2月 降水量:1400-1800mm 土壌:肥沃な粘土質の赤土 精製:ナチュラル 【エチオピアのコーヒーについて】 人類とコーヒーの起源。 エチオピアは世界でも最も古い歴史を持つ国の一つ。さらにどこの国の植民地にならなかった稀有な国でもあり、そこには長く続く独自の文化が息づき、コーヒーもそのひとつ。アフリカナンバーワンの生産量、かつコーヒーの原種がいまも残り、コーヒーセレモニーを代表とするコーヒー文化もまた独特だ。 生産量はアフリカでダントツの1位。隣国イエメンと並び、コーヒーの生まれた土地としても名高い。かの地の伝説的な羊使いカルディがコーヒーの苗木を発見したという説はあまりにも有名。イエメンのモカ港から、それらが世界中に輸出されたことから、エチオピアで採れる豆のことは今もモカと呼ばれる。 大きいほど立派な豆とされる一般的な常識はここエチオピアにはない。その豆は小さくとも、その独特のフレーバーが高く評価される。そしてここはコーヒーの生まれた地。これが本来のコーヒーの姿だろう。特に名産地シダモの中のイルガチェフというエリアで採れる、そのコーヒーは独特の香りから人気を博し、ここ数年のスペシャルティコーヒーのブームの火付け役ともなっている。 同じくスペシャルティコーヒーを代表する品種、パナマのエスメラルダ農園で復活を遂げたゲイシャ種は、元々はエチオピアにあったゲシャ村の品種を復活させたもの。そのゲシャ村にもゲイシャが採れる。コーヒーの故郷でもあり最先端。最も目が離せない産地の一つである。
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ドミニカ セルサ メルード バラオナナチュラル 100g スペシャルティコーヒー豆
¥700
【おすすめ焙煎度 やや浅煎り】 メルード(蜂蜜)の名に納得。どことなく暗くも奥深い香り。 甘いです。名の通りの甘さは言うまでもありません。ただそれ以上に甘さの後にやってくる香りが特徴的。華やかで明るいという感じではなく、瞑想を誘うようなどことなく暗くも奥深い香りが気持ちを落ち着かせてくれます。ちょっとお寺にいるような感覚になってしまいました。線香っぽいって訳じゃないですよ。香木的?これはちょっと一般的なコーヒー像とは違った方向の癒しの香りかもしれません。 以前当店で扱っていたコーヒー豆もそうなのですが、ドミニカの豆はとにかく焙煎時の香りが違います。終始甘い香り。ほとんどの豆が焙煎中多少なり脂っこい匂いが混ざってくるのと比べると歴然です。コーヒーになってもその特徴ははっきり。メルード(蜂蜜)の名に納得していただけると思います。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 この豆のバリエーション ・ハイロースト(やや浅煎り、酸味があってスッキリ)おすすめ 【生豆資料】 カリブ海に浮かぶ島に降り注ぐ太陽、その青く透き通る空を流れ産地を覆う雲は熱帯の強い日差しからコーヒーを守り、最高品質のコーヒー豆を育ててています。セサルは農園主の名前で、メルードはスペイン語で「はちみつ」という意味。その甘さから付いた名前です。 パラオナ州はドミニカ共和国の南西に位置し、山と海が恋人のように寄り添ってつづくバラオナ海岸には数百本の川が海に注ぎ込んでいます。植民地時代にスペイン人のパラホナ伯爵がここに留まった為にパラオナの由来と言われています。又、サントドミンゴ島のスペイン領地に初めてコーヒーが持ち込まれたのはパオルコ山脈のポロ自治体から1735年頃ではないかと言われています。 ハオルコ山脈は、ドミニカ西南部をカリプ海に沿って走り、海岸から直に切り立った山腹からすぐにコーヒー農園が点在します。この山では石灰や珪素質の地盤を腐葉土が扱っただけの非常に脆い土壌でコーヒーが栽培されています。このような地で栽培を可能にしているのは、カリブの風が運んでくる雲です。ここの年間平均気温は26℃、年間降水量は2200mm(220日/365日以上)で、ジャマイカブルーマウンテンと同じ程度と、カリブ海のそよ風の近接性の影響を受り、寒暖差により、果実の熟成が長くなり、非常に独特な風味が得られます。地域農園では化学肥料の低消費、手作業による雑草の防除、シェードツリー光度(日光入力の70%)と有機肥料としての果肉の使用との完全なバランスにより高品質が得られます。 毎年9月頃から万遍ない降雨により徐々に熱してくるチェリーは、熱したものだけを手摘みする為に5~8回にわたって収穫します。彼らは発酵やカビによって劣化しないよう最新の注意をもって収穫し、隣接するパティオで相干し乾燥、比重選別・色彩選別にかけさらに手選別しリーファで出荷致します。 「四つの州(パラオナ、バオルコ、インデペンデンシア、ペデルナレス)は海抜-41.9Mtsの塩湖エンリキジョ湖の地域に属し、エンリキジョ湖に棲む野生動植物の島、カプリトス島は貴重な動植物の宝庫です。ワシントン条約附属書I、固有種のサイ・イグアナ・アメリカワニ(世界最大の保護地) 近絶滅種絶滅寸前のリコルディ・イグアナ等が暮らしている為生態系保護区域として、この地域では自然環境保全を厳しく行っています。 生産地:ドミニカ南西部 中央山脈 ポロ自治体 パラオナ パオルコ山脈 生産者:セサル・ロス 農園名:リリオス・ランザ・ヨランダ・ラマミ農園 標高:1100~1350m 樹種:ティピカ種 グレード:バラオナ ナチュラル 収穫期:9月~2月、11月~5月(船積み期) 【ドミニカのコーヒーについて】 カリブ海のプリンセサ。華やかな珈琲島。 ドミニカ共和国は、コロンブスが発見したエスパニョール島を隣国ハイチと分ける国、ここがスペインの最初の拠点となり、他の中南米を征服する拠点ともなった。今ではまるでアメリカのメジャーリーグの下部組織のようなイメージだが、街並みにはスペインの影響が残る。 隣国のハイチよりは随分豊かで、治安も中米では随分と良い、マシな方である。鉱物資源やカリブ海のビーチをはじめ観光資源にも恵まれ、GDPもそこそこ。しかしより上を目指してアメリカやプエルトリコに出稼ぎに行く人も多い。その出稼ぎ先からの送金で購入した車で、昨今は都市部の渋滞が多く、街は賑わいと活気があるようだ。 コーヒーの歴史は18世紀から。アラビカ種のティピカの苗木が移植されドミニカでのコーヒー栽培が開始されたと言われている。カリビアンモカ、プリンセサ等の銘柄が有名。2000メートル近い標高の山もあり栽培には向いている。同じカリブ海に浮かぶ島、ジャマイカの馬鹿高いコーヒーよりドミニカの方がずっと良い、そんな声もコーヒー通からあがる。
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ブラジル ブルボンアマレロ ラランハル農園 100g スペシャルティコーヒー豆
¥700
【おすすめ焙煎度 やや深煎り】 安心の味。普通でおいしい。 コクがあって飲みやすく売れ筋NO1。個性の強いスペシャルティコーヒー豆の中では良い意味で普通の味。なんともほっとする味です。 たしかに個性的な香りやパンチのある酸味はあまり感じられないけれど、このほっとする感覚は逆に他のコーヒーでは体験できません。味噌汁を飲んでいるときの安心感に近いかも。インスタントコーヒーや缶コーヒーのようなちょっとノスタルジックなコーヒー像にブラジルコーヒーが少しダブっているのかもしれません。 ただ上位互換です。比較にならないほどの香りとコク。おいしいです。酸味も少なくマイルドなので、好みの分からない何人かで飲むときなどには安心です。 ※おすすめのシティロースト(やや深煎り)の感想です。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 この豆の焙煎度のバリエーション ・ハイロースト(やや浅煎り、酸味があってスッキリ) ・シティロースト(やや深煎り、コクがあって飲みやすい)おすすめ ・フルシティロースト(深煎り、深い苦みとコク) 【生豆資料】 黄色く熟するブルボン・アマレロ スペシャルティ 農園主のAlexandle Ribeiro氏は2008年にこの農園を買い、その時からSertaozinhoグループに所属しています。水流を使った比重選別機やグリーンセパレーターも設備されています。過熟、未成熟チェリーやグリーンセパレーターで剥がれなかったチェリーは、別々に直接パティオへ運ばれるシステムになっています。その後、これらはNatural処理され、分けて管理されます。7~10日間のパティオでの天日乾燥の後、35℃に保ったドライヤーでさらに乾燥させます。 [生産地域]Sao Sebastiao da Grama, Pocos de Cardas, Brazil [農園名] Fazenda Laranjal [農園主] Alexandre Ribeiro (Sertaozinho Grupe) [標高] 1,050 - 1,300 m [品種] Mundo Novo, Catucai, Yellow Bourbon, Icatu [面積] 220ha(コーヒー栽培面積:130ha) [精製] ナチュラル:45~50%、パルプドナチュラル50~55% [平均年間生産量] 約3,500 bags / 60 kg [カップ評価] PN:Caramel,Juicy,Bright Acidity,Round MF,Well Balance 【ブラジルのコーヒーについて】 広大な大地、機械化が支える、世界一の珈琲生産国 世界一の珈琲豆生産量を誇る国、ブラジル。世界シェアの3割、ダントツの1位、2位のヴェトナムの18%とは圧倒的な差。主な地域はサンパウロ州、ミナスジェライス州、バイーア州など。サンパウロ州セラードなどでは収穫や精製が機械化された大規模農家も多く、その数はおよそ30万。これらが世界一の生産量の安定した品質の礎をなしている。 その規格は、No.1からNo.8までの等級に分かれる。ただ、自然の農作物で欠点が全くないことはなく、その基準の厳しさからブラジルの規格に「No.1」は存在しない。「No.2」が事実上の最高ランク。スクリーンサイズは最大の20から13までに分別される。これらの基準はブラジル式と呼ばれ世界基準のひとつ。それは近年に生まれてきたもう一つの世界基準、スペシャルティコーヒー協会のCQIカッピング基準とはやや異なり、欠点が少ないのを良しとし、短所が少ないことを重んじる。反してアメリカ式のCQIでは特徴のある風味、長所が明確なことを尊ぶ。 その味わいは欠点を嫌うブラジルらしくクセが少なくコクがある。定番ともいえる。そして何より広大な大地で機械化に成功し大量に採れる。欠点が少ない高品質なもを安く入手できることが最も世界から愛される理由だろう。もちろん日本でもストレートコーヒーからブレンドコーヒーの基本ベースまで幅広く使われ、多くのファンを持つ。世界のコーヒー市場を支える王国であり、毎年のブラジルの収穫量がコーヒーの市場価格に与える影響はとてつもなく大きい。
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ミャンマー G1 星山 スペシャルティ 100g スペシャルティコーヒー豆
¥700
【おすすめ焙煎度 やや深煎り】 アジアらしい温かみ。コクと甘みたっぷりなのにクリア。 アジアらしい控えめで温かみのある味わいです。酸味も穏やかでオレンジやグレープフルーツというよりは「みかん」。ギラギラした感じではなく落ち着いた雰囲気。先入観もあるかもしれませんがアジアのコーヒーに共通の感覚です。丁度良い。 といっても物足りない訳ではなく、コクと甘みがたっぷりなのに後味はクリア。しっかりとスペシャルティコーヒーらし上質さを感じさせてくれます。飽きのこない味わいで長く楽しめそうです。ちょっと贅沢な普段飲みにピッタリ。 新しい産地として注目されているミャンマー。国の状況は非常に厳しいようですがコーヒーの品質は急速に向上しています。コーヒーを主要な産業に成長させようという必死さや丁寧さからでしょうか。今でも十分に美味しいですが今後もミャンマーコーヒーには大注目です。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 この豆の焙煎度のバリエーション ・シティロースト(やや深煎り、コクがあって飲みやすい)おすすめ 【生豆資料】 新たなスペシャルティコーヒーの産地 ミャンマー ミャンマーはコーヒーの産地としては今まであまり馴染みがありませんでしたが、実はここ1年程で急速に品質が向上し、新たなスペシャルティーコーヒーの産地として今世界中から大注目の産地です。SCAAの関連団体、コーヒー品質協会(CQI)が、ミャンマーの中小規模コーヒー農家が生産するコーヒーの品質向上を目指し2014年から支援を開始。実際今年の3月にミャンマーで開催された、ミャンマー産豆の品評会では、エントリーした60種のコーヒーのうち56種がSCAAの基準で80点以上を獲得し、1年前のコンテストに比べ品質が著しく向上したことが証明されました。また、スペシャルティーコーヒーの本場であるアメリカで今年の4月に開催されたSCAAエキスポでは、ミャンマーのコーヒー生産者とCQIが共同でミャンマー産コーヒーを出展し好評を博しました。 フルーティーなフレーバーを感じつつも後味はクリーンで、非常に甘味と酸味のバランスがとれたカップとなっております。 [地域] マンダレー地方域 ピン・ルー・ウィン県 [農園] Moe Htet農園 [標高] 1,070m [品種] SL-34 [精選方法] ウォッシュ・サンドライ [輸出業者] MCG社 [カップ評価] ラズベリー・ボディ・クリーン 【ミャンマーのコーヒーについて】 アジアに突然現れたスペシャルティコーヒーの名産地。 ミャンマーと聞いてコーヒーの産地だと思い浮かべる方は少ないだろう。ましてや高品質なスペシャルティコーヒーが採れるとはおよそイメージがない国。 それもそのはず、ここ2-3年で急速に品質が向上し、たった今新しいスペシャルティコーヒーの産地として世界がミャンマーのクオリティに気づいたところである。 元々は英語があまり通じないこともあり、コーヒーの栽培を教える人が少なかったが、経済の急成長に伴い海外からアジア最後のフロンティアとして多くの人が訪れるようになった。 そしてコーヒーでも、細々と生産していた同国に2014年、SCAAの関連団体であるコーヒー品質協会「CQI」がミャンマーの中小規模のコーヒー農家の生産支援を開始。 2016年3月のミャンマーで開催された品評会では、エントリーした60種のコーヒーの内56種がSCAAの基準で80点以上を獲得し、スペシャルティコーヒーの産地の仲間入りを果たした。同年4月には本場アメリカでもSCAAに出展し、世界的な評価も少しずつ獲得。 テイストの特徴はアフリカやアメリカにない優しい酸味。アジアらしい奥深いマイルドな旨味。 これまでの栽培の歴史が少ない分スペシャルティコーヒーを作る新技術や知識の吸収も早い。今後の成長がより楽しみな産地の一つです。
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ウガンダ ルウェンゾリ ナチュラル アフリカンムーン 100g スペシャルティコーヒー豆
¥700
【おすすめ焙煎度 やや深煎り】 酸味ではない果実味。ぽってり濃密な甘いフルーツ。 ちょっと深煎りにしても果実味がすごいです。果実味というとスッキリとした酸味をイメージしがちですが、そうではなくドライフルーツのような甘さでしょうか。濃密な甘いフルーツ。コッテリだと表現が強すぎる気がするのでポッテリです。 ある程度深煎りにすると苦みとコクが際立ってどのコーヒーも似た味わいになりがちな中で、ウガンダのフルーティーな甘さは一線を画した印象を与えてくれます。アフリカンムーンとはいい名前をもらいました。まったり静かにくつろぐ夜にぴったり。やさしい甘さが心まで温めてくれます。 ※おすすめのシティロースト(やや深煎り)の感想です。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 この豆の焙煎度のバリエーション ・ハイロースト(やや浅煎り、酸味があってスッキリ) ・シティロースト(やや深煎り、コクがあって飲みやすい)おすすめ ・フルシティロースト(深煎り、深い苦みとコク) 【生豆資料】 NOVO original microlot series -AGE of NOVO- 遠く離れた地、アフリカウガンダから、信頼関係の証として、「とっておきのもの」をこれから毎年送ってくれる。「私たちの為だけのマイクロロット」として。 アフリカの真珠と呼ばれる美しい国ウガンダが誇る冠雪山ルウェンゾリ山脈。アフリカンムーンは、ウガンダ西部にあるルウェンゾリの麓で、標高が高く、肥沃な土壌と豊富な降雨量で、アラビカコーヒーの栽培条件としては完璧な環境で育てられたものと言えます。その中でこちらのロット「ジャッカル」は、Kisinga Coffee Station(キシンガコーヒーステーション)というところで精製されたものです。キシンガは、KCL( KYAGALANYI COFFEE LTD:チャガラニ社[ウガンダに拠点を置くISO、RA、UTZ認定等を受けているボルカフェグループ会社]:以下KCL)による「モデルファーム」で栽培されたコーヒー豆を、2016年から精製している工場です。モデルファームというのは、KCLが地域のグループと⾧期的な関係を築くことを目指し、意欲的な農家に栽培の指導や管理をしている農場のことで、同地域の他の農家にとってお手本にもなる農園です。ルウェンゾリのナチュラルは、ロットによってフレーバーに違いがあるのですが、こちらのNOVOオーナー専用ロット「ジャッカル」は、他のロットに比べ、しっかりとしたフレーバーで、ワイルドな風味となっています。 [グレード] ルウェンゾリ山地産ナチュラルマイクロロット [生産地] ウガンダ西部ルウェンゾリ山東麓、カセセ市近郊キシンガ [精製工場] キシンガコーヒーステーション[標高] 1200~2200m [精製方法] 手摘み、水槽でチェリーを選別、上床乾燥/乾燥機乾燥 [品種] ニアサランド、ブギス(1920年頃から)、SL28/34/14(1960年頃より) [収穫期] 8月から12月[カップ品質] ダークフルーツ、クリーミー、シロップ 【ウガンダのコーヒーについて】 アフリカ2位のコーヒー生産国 アフリカ大陸のほぼ中央部、ビクトリア湖やナイル川源流を擁し、その豊富な資源から入植の歴史も長く、宗主国であったイギリスの影響が深い国。第二次世界大戦の頃は、チャーチルにより「アフリカの真珠」とも呼ばれた国、ウガンダ。 現在もエチオピアに次ぎアフリカ2位のコーヒー生産国。その恵まれた土壌と豊富な雨量は、酸味のしっかりとした最高級アラビカ種、あるいはカネフォラ種(ロブスタ)を産出する条件が整い、古くよりヨーロッパのコーヒー文化を支えている。 近年は水洗工場の設備・ノウハウが整備され、年々驚くほどのクオリティの高いコーヒーを生産する進化が著しい国の一つ。スペシャルティコーヒー界でも台風の目となる、キラリ輝く産地である。
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コスタリカ ジャガープロジェクト ハニー 100g スペシャルティコーヒー豆
¥700
【おすすめ焙煎度 やや深煎り】 ハニー製法特有の味わい。軽やかさと角のない酸味。 コーヒーの実をコーヒー豆にする製法にはいくつか種類があるのですが、この豆に使われたのはハニー製法。特徴は実の成分を残すことと発酵。それによって名の通りの甘さと独特の香りをもったコーヒー豆が生まれます。 シティロースト(やや深煎り)で焙煎してるのに苦味とコクは控え目、とにかく軽やか。酸味も角がなくやさしいです。そこにちょっと独特な甘さと香り。熟したフルーツのような印象を感じました。ハニー製法ならではの味わいです。お天気の良い穏やかな時間にゆっくり飲みたくなるコーヒーです。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 この豆の焙煎度のバリエーション ・シティロースト(やや深煎り、コクがあって飲みやすい)おすすめ 【生豆資料】 ハニー製法による鮮やかな酸味が特徴 軍隊を持たない平和主義国『中米のスイス』 コスタリカコーヒー、古くは甘酸を特徴とするフルウォッシュド・アラビカの高級品として知られ、近年はマイクロミル等によるニッチなスペシャルティコーヒーの産地として根強い人気を誇る。コスタリカのコーヒー産業は経済発展により、コーヒー生産地区に住宅開発が及ぶなど、生産面積が減少傾向にある。また、大規模な水洗工場が多いことから、そこからの排水のよる環境汚染が問題になったが、同国はいち早く節水式の水洗工場を推奨し、環境保全型のコーヒー生産の模範国となった。ジャガー保護活動への貢献について。中南米のジャングルに棲息する『密林の王者』ジャガー。古くはマヤ文明でも神格化されている。しかし、近年は棲息地域が森林伐採などで減少し、絶滅危惧種となっている。このプロジェクトの基、輸出されたコーヒー1ポンドあたり(最低)1米ドルセントを、野生ジャガー保護活動を行っているNationalConservation Programme等へ寄付します。 [生産国] コスタリカ [生産地域] トレスリオスおよびタラス [生産者] ボルカフェ・コスタリカの生産指導を受けた100軒程度の小農家 [生産地標高] 1,400~1,700メーター [精製工場] サンホセ郊外にあるボルカフェ部ループのサンディエゴ工場 [収穫期] 11月~2月 [船積み時期] 1月以降 [年間生産量] 70~100トン [包装] グレイプロ+麻袋 【コスタリカのコーヒーについて】 軍隊を持たない国のコーヒー革命。 世界で唯一軍隊を持たない国として有名なコスタリカ。他の中米諸国より治安は良く、他の国とは少し違う状況はコーヒーへの携わり方にも現れる。 政府はつい先日までロブスタの栽培を法律で禁止。アラビカ種だけを栽培し、高品質なものを作ってそれを他国に輸出しようという政策を行っていた。 そして民間レベルでも近年では「マイクロミル革命」と呼ばれる、小規模農家でも「ミル」いわゆる「精製処理場」を持ち、美味しいコーヒーを追求していこうという動きが盛んになった。 他国では精製処理場をドンと構える大地主の下、小作人やピッカー(収穫する人)として働くしかない農民の方が多い。しかしそれでは結局のところ、地主だけが儲けて小作人は言われるまま作るだけ。たとえばコロンビアではピッカーという職業は最下層の様に扱われることも。 しかしここコスタリカでは「革命」の名の通り、小規模農家が美味しくするために色々工夫して、考えて、それに見合った価格もつけている。 誰しも頑張ればビジネスオーナーとなれる。軍隊の持たない国の革命。小さな農家でもその味で世界に名を知らしめることができる。最高の希望がある国のコーヒーはとても多様だ。
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パナマ SHB ボルカンバルー 100g スペシャルティコーヒー豆
¥700
【おすすめ焙煎度 やや深煎り】 無駄をそぎ落とした素材感。シンプルで粋な味わい。 装飾的な華やかさはありません。枯れて無駄なところがそぎ落とされた感じです。良い素材そのものを堪能。蕎麦をつゆ無しですするかのようです。コーヒーの重要なとこだけををぎゅっと濃縮したようなシンプルでとっても粋なコーヒーです。飽きの来ない味わいで長く楽しめます。ちょっと贅沢な普段飲みにピッタリ。 パナマのボケテ地区産のコーヒーです。近年では世界最高峰のコーヒー産地と知られています。さすがの完成度の高さ。 ※おすすめのシティロースト(やや深煎り)の感想です。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 この豆のバリエーション ・ハイロースト(やや浅煎り、酸味があってスッキリ) ・シティロースト(やや深煎り、コクがあって飲みやすい)おすすめ 【生豆資料】 近年世界でも最高峰のコーヒー産地として知名度が上がっているパナマのボケテ地区は、同国の最高峰であるバルー火山の東山麓の斜面に位置する農園で生産されます。 ボケテ地区は、その豊かな生物多様性で知られ、コーヒー生産にうってつけの気候のもと、シェー ドツリーに守られたコーヒーは、ゆっくりと期間をかけて成熟することで、力強く特徴的なカップ 品質を醸し出します。また、この地区のコーヒー農園は19世紀後期から 20世紀初頭にやってきた移民たちにより開拓 され、その開拓精神にあふれた農園主たちは、常に品質向上にたゆまぬ努力をすることで、今日のパナマコーヒーの定評を勝ち取りました。バルー火山からの火山灰の影響を強くうけた土壌から醸し出される、しっかりとしたボディー、目覚ましい酸味と、甘味を伴ったアフターテイストをお楽しみください。 生産国:パナマ 生産地域: 最西部、ボケテ地方、バル火山東麓 品種:カツアイ 標高:1350~1800m 土壌:火山灰性 収穫期:12月~3月 精製:フルウォッシュ、天日・機械乾燥併用、 乾燥後 60日の熟成期間 【パナマのコーヒーについて】 世界が高品質な豆に注目。 パナマと言えば、文書、運河、そして超高級コーヒー「ゲイシャ」の名産地。 エチオピアで生まれ、コスタリカの研究所に渡り、中米でも栽培されていたがサビ病で絶滅。忘れ去られていた「ゲイシャ種」だがパナマのボケテ地区のドンパチ農園がコスタリカの研究所より持ち帰って復活。そして近くのエスメラルダ農園が国際品評会でそれをよりアピール。その衝撃のテイストがきっかけで、パナマはコーヒーの産地としても世界的な注目を浴びる存在に躍り出た。 ボルカンバルーの麓、ボケテ地区、その周辺ではゲイシャのみならず他にも高品質な豆を作っている。ウオッシュド、ナチュラル、ハニー。多くの精製法のノウハウもあり、現在最も世界、特に高品質な豆を求める人々から愛されるブランド産地の一つとなっている。
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インド ポアブス農園 ビオダイナミック 100g スペシャルティコーヒー豆
¥700
【おすすめ焙煎度 深煎り】 チョコレートのようなコクと香り。濃厚。 濃厚です。そして抜群のチョコレート感。この独特な味わいの正体はコーヒーに含まれる脂質、コーヒーオイルの量に関係があるかもしれません。 どの豆も深煎りにすれば表面にコーヒーオイルが浮かび上がりテカテカな焼き上がりになります。でもインドのテカリ具合は圧倒的。おかげで焙煎機もオイルでベタベタ。 シロップを口に含んだかのようなトロっとした口当たり。深煎りにしても存在感を失わない個性的な味と香り。甘い余韻がいつまでも続きます。何も考えずにゆったり、ストレスや緊張をもみほぐしたいときにピッタリです。 ビオダイナミックという自然本来の姿をそのまま活かすだけでなく、天体の動きをも取り入れた壮大すぎて良く分からない農法で生産された話題のインドコーヒーです。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 この豆の焙煎度のバリエーション ・フルシティロースト(深煎り、深い苦みとコク)おすすめ 【生豆資料】 インド南西部、コーヒーの伝播の歴史を飾るババブダン師が七つのコーヒーの種を手にたどり着いたとされるマラバル海岸を擁するケララ州は、インドでも最も自然が豊かに残り、人々の生活水準も高い地方です。このケララ州を貫く西ゴート山脈の山中、パラムビクラム自然公園に隣接したセータルグンディの地でポアブス・エステート社が、世界でも最高水準の自然農法を駆使してインドのトップスペシャリティーコーヒーを生産しています。農園は19世紀末期にイギリス人により入植されましたが、その後の変遷のあと、ポアブス社が1988年に経営を引き継いだ際には、半ば放置された状態でした。そこでポアブス社は、創業者のアブラハム氏の社会福祉に篤い社是に則り、その農園の労働者をそのまま雇用し、さらに、周辺の環境にもやさしい農園へと変貌させます。その農法は、土壌と植物、動物の相互作用だけでなく、天体の動きにも着目した農業を行うビオダイナミック農法で、乳牛を飼い、またコーヒー以外の農作物も生産することで、農園自体がひとつの循環系となるものです。コーヒー農園は、シェードツリーにしっかりと守られ、農園内で精製される有機肥料により、ゆっくりと育てられます。現在の農園主トーマス・ジェイコブ氏は、近年のスペシャリティーコーヒー市場からの需要にも柔軟に対応し、当初の水洗式のみならず、ナチュラルや、いわゆるパルプド・ナチュラル製法などにも取り組み、さまざまなニーズに応えることに成功しています。 農園名:ポアブス・エステート社、セータルグンディ農園 所在地:インド南西部、ケララ州北部ネリヤンパティ丘陵 標高: 900~1250m 面積: 総面積344 ㌶(内コーヒー160㌶)アラビカ約120 ㌶/ロブスタ約40㌶ 品種: アラビカS9 精製: ウォッシュド 収穫期: 11月初旬から1月末 収穫方法: 赤実を4回に分けて手摘み 認証: JAS認証 Demeter認証(ビオダイナミック農法) 【インドのコーヒーについて】 7粒から世界8位のコーヒー生産国。 紅茶の生産で名高いインド。19世紀に長く英国の支配下であった歴史から紅茶のイメージが近い同国も、実は以前はコーヒーの生産がずっと盛んであった。 まだエチオピアやイエメンでしか珈琲を作られておらず、イスラム寺院の中での秘薬とされていたころ。17世紀にババブータンというイスラムの僧侶がメッカに巡礼に行った途中に、イエメンから7粒のコーヒー豆をひそかにインドに持ち帰った、要するにパクったことがその始まりとされる。 世界で3番目に珈琲を始めた、いわば歴史は相当に古い国だが、その後に襲ったサビ病の流行から紅茶に転作した農家も多かったという。しかしインドは世界的にも第8位(2017データ)の生産量を誇り、特に南部では標高の高い山も多く、赤道の下コーヒーを作るには万全の土地ともいえる。そのうちの半数はロブスタで、残りがアラビカ種。アラビカ種の中にはインド独特のオリジナリティのある生豆も多い。 一昔前には行くと価値観が変わるとまで言われたインド。昨今では世界有数の経済発展国に。コーヒーにおいても、インドならではのダイナミズムで、これからは消費国としても生産国としても全く目を離せない超進化を遂げる国のひとつだろう。
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インドネシア マンデリン ブルーバタック 100g スペシャルティコーヒー豆
¥700
SOLD OUT
【おすすめ焙煎度 深煎り】 深い苦み。溢れるハーブ感。キレの良い後味。 しっかりとした味わいで充実感たっぷり。他では味わえない深い苦み。ハーブ感溢れる香りは勢い良く成長するグリーンのよう。なかなか刺激的。また飲み進めると感じてくる甘さが程よく、苦みや香りをゆったり包み込んで心地よい気分にさせてくれます。 インパクトのある味わいなのに後味はクリーン。この感覚を求めてしまうとなかなか代わりのコーヒーが見つからないかもしれません。昔からの人気とリピート率の高さにも納得。カフェ系の苦みの強いコーヒーが好きな方にもおすすめです。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 この豆の焙煎度のバリエーション ・フルシティロースト(深煎り、深い苦みとコク)おすすめ 【生豆資料】 グレープフルーツを思わせる柑橘系の酸味、乾いた藁を思わせるいわゆるドライ・ハーバル。深煎りに適した強いボディと甘味。今やスペシャルティーコーヒー市場で不動の人気を誇るリントン・マンデリン。その特有のカップ品質は、世界最大のカルデラ湖であるトバ湖を生んだ古代の地殻活動の影響を強く受けた火山灰質の土壌と、そのトバ湖が生み出す特有の冷涼な気候により生み出されます。また、ギリンバサやスマトラ式と呼ばれる精製方法が、その特徴をさらに際立たせると言われています。 近年の気候変動やハイブリッド品種の繁殖により、上質なリントンマンデリンはその希少性を増していますが、周辺にすむバタク族により、伝統的なコーヒー栽培は地道に受け継がれています。 この本当のリントンマンデリンの安定供給のパイオニアであるボルコピ社のトップブランドであるブルーバタックを今に引き継ぎ、最高級原料の産地を知り尽くしたサプライヤーと緻密な品質管理を可能にする輸出業者と協業し、リントンの最高のテロワールを醸し出すリントンマンデリンを安定供給しています。 地域:インドネシア、スマトラ島北部、トバ湖南畔ドロクサングル市、リントンニフタ市周辺 標高: 1,200~1,450m 土壌: 古代の地殻活動の影響を強く受けた火山灰質 収穫期: 10月から12月、3月から4月の2回 精製:スマトラ式(ウェットハル、天日乾燥) 品種:シガラルタン、ジャンバー、オナンガンジャン他 【インドネシアのコーヒーについて】 種多様なコーヒー大国。 インドネシアのコーヒーの説明は難しい。人口は約2億4000万人、国土は西から東に長く同じ国でも時差が最大3時間ある。10000ほどの大小の島から成る島国。そのコーヒーの栽培も地域により大きく異なり多種多様である。 コーヒーの栽培の歴史はとても古く、イエメン商人の独占支配を崩すべく、1690年頃に宗主国のオランダからジャワ島にアラビカ種が持ち込まれて栽培が始められた。ここで育ったアラビカが、1703年、アムステルダムの植物園を経由してフランスのルイ14世に渡り、アフリカでの植民地での生産につながる。 そしてインドネシアでもその火山の多い肥沃な土壌から、全土の各島々に栽培が広がり、今では世界3位のコーヒー大国。アラビカ種だけでなくロブスタ(カネフォラ種)も栽培される。 アラビカ種は1908年のサビ病の大被害を経て、今では生産の90%が病気に強いロブスタ種へ。特にジャワ島で作られる「ジャワ・ロブ」は独特の苦味で、ブレンドのアクセントの王道として世界中にファンが多い。 生産の少ないアラビカ種ではスマトラ島の「マンデリン」が世界的に評価が高く、その独特の苦味ながらも後から来る甘みで多くのファンを持ち、日本でも特に人気の銘柄である。 スマトラ島の他にも、スラウェシ島の「トラジャ」(日本ではキーコーヒーと現地資本によるトアルコトラジャのブランドで有名)、「カロシ」、バリ島の「キンタ・マーニ」、フローレス島など、各地で素晴らしい品質のコーヒーが生産される。赤道直下で雨季が二回あることから収穫も年2回。 ただ近年、都市部の成熟に伴う農村の縮小や不作により価格も不安定に。2018年現在も日本ではマンデリンやジャワロブの供給は不安定なままである。
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パプアニューギニア AA シグリ農園 100g スペシャルティコーヒー豆
¥700
【おすすめ焙煎度 深煎り】 ピリッと苦いのに甘い。スパイシーな香り。 クリーンな飲み口からはっきりとした苦みを感じます。浅煎りコーヒーばかり飲んでいると忘れてしまいそうな、コーヒーは苦くて美味いっていう基本的なところを思い出させてくれます。 ピリッと苦みを堪能し、慣れてくると、なんだか同じ味わいなのに苦かったり甘かったり。角度を変えて見ると印象の変わるだまし絵のように、感じ方がコロコロ。 このコーヒー特有の苦みと甘さの親和性の高さなのか、そもそも苦みと甘さのベクトルが近いのか。小難しいことを考えさせられながらも香りは刺激的でスパイシー。楽しい体験をさせてくれるコーヒーです。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 この豆の焙煎度のバリエーション ・フルシティロースト(深煎り、深い苦みとコク)おすすめ 【生豆資料】 一日で一年の気候を繰り返すパプアニューギニア。シグリの翡翠、ここに。 赤道の丁度南の熱帯に位置するパプアニューギニア。第二次世界大戦の前にルター派の宣教師によりコーヒーが持ち込まれました。シグリ農園は西部高地地方ワギ・バレーに1950年代末に開発された大農園。海抜1,600mの標高、清涼な気候、十分な降水量、豊かな土壌、「1日で1年の気候を繰り返す」と言われる気象の変化など、コーヒーの生育には理想的な環境です。シグリのおいしさはその様な気候風土に負っていることは言うまでもありません。 しかしながら、それに加えて、完熟チェリーを手摘み、通常より1日多い4日間をかけた手洗発酵工程、たっぷり10日間をかけた天日乾燥、完成豆の二度にわたる卓上手選別などにより、シグリのヒスイに似た蒼色と、最高級の風味、品格が出来上がるのです。一日で一年の気候を繰り返すパプアニューギニア。シグリの翡翠、ここに。 [地域] ウエストハイランド州ワギバレー [土壌] 火山性砂質土壌 [品種] 主にティピカ [標高] 1,500メーター以上 [収穫期] 通年(メインは4月~7月) [精製] ウォッシュド [年間生産量] 最大300トン 【パプアニューギニアのコーヒーについて】 苛烈な秘境、エキゾチックなコーヒー アジアで最も足が向きにくい国の一つだろう。たとえアジアを回るスタンプラリーがあと一つになっても、その一歩の勇気が出ない秘境。そんな国にも欧米化の先鋒、宣教師はやって来た。 第二次世界大戦前にはコーヒーも伝わった。豊かな土壌に朝は寒く昼は暑い。苛烈な気象環境がコーヒーの栽培に適し、パプアニューギニアの主要産業となっている。 アジアでもダントツの治安の悪さ。100を超える民族。生豆のインポーター曰く、地元の部族が襲い掛かってくることもあるので産地へは最も厚い装甲車で行く。そのガラスには弾痕や、弓矢の痕。 しかしそんな国の山あい標高1600メートルあたりに大規模なコーヒー農園がある。その味はエキゾチックそのもの。独特のフレイバーのものからスペシャルティコーヒーのクオリティのものまで。世界が注目する産地の一つである。
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グアテマラ SHB ロブスタ セイラン農園 100g スペシャルティコーヒー豆
¥700
【おすすめ焙煎度 深煎り】 ロブスタ種。インパクトのある苦み。野性的な臭さ。 日本で流通しているコーヒー豆の品種をざっくり分けるとアラビカ種かカネフォラ種(ロブスタ)。コーヒー専門店で販売されているほとんどはアラビカ種。栽培に手間がかかる割には収穫量が少ないのですが、豊かな香りやフルーティーな酸味は代えがたいものがあります。スペシャルティコーヒーらしい味わいです。 一方ロブスタは病気や害虫に強く気候へも順応。収穫量も多く強健。力強さは味わいにも表れます。 アラビカ種では味わえないインパクトのある苦みと野性的な臭さ。カフェインもたっぷり(アラビカ種の2倍)で癒しというよりもうひとふん張りの起爆剤。当店のコーヒーが全部こんな感じではないんですよと、御言添えしながら販売したいトリッキーな逸品です。麦茶のような香ばしさも特徴的。後味はスッキリなのでアイスにもおすすめです。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 この豆の焙煎度のバリエーション ・フルシティロースト(深煎り、深い苦みとコク)おすすめ 【生豆資料】 農園名: セイランイアネクソス(Ceylan y Anexos) 農園 認証: JAS有機認証 農園主: ダリウス・エチェベリア・サチリッソン(Dariush Echeverria Zachrisson) 所在地: チマルテナンゴ県、アティトラン地方南部、太平洋側に位置するポチュタ市 コーヒー作付面積: 268ヘクタール(総敷地403ヘクタール) 標高: 1050から1350メーター 土壌: 火山灰性と粘土質。水はけが良い。PH5から5.5 品種: ロブスタ 収穫期: 10月から3月 年間降雨量: 3500から4000mm 従業員: 常住40人、収穫期200人 精製: 伝統的な発酵(38時間)、水洗。天日乾燥(5日程度) グレード: SHB 年間収穫量: 100袋から150袋程度 【グアテマラのコーヒーについて】 温暖な気候と豊かな土壌。コーヒー通の安全地帯。 好きなコーヒーの産地を問われたとき、ブラジル、コロンビアと言えば普通すぎ、イエメン、マダガスカルなどではマニアック。 そんな時、良い距離感、通な感じで言えるのが「グアテマラ」。 国そのものの認知度はそれほど高くないですが、コーヒー専門店では定番アイテム。現にグアテマラから輸出される豆の2割は日本向けであり、ブラジル・コロンビアと並び、デイリーなブレンドにもよく使われる。オーガニックのコーヒーも豊富。 豊かな火山灰土壌に標高が1000-1500メートルの土地が多く、首都のグアテマラシティですら標高1,500メートルの高原。自然、コーヒーの栽培に適した土地が多い。 古代マヤ語で「常春」の意味もあるグアテマラは一年を通じて温暖。人口の半分がマヤ系の先住民で、1770年ごろに修道士がコーヒーを持ち込んだ。そして、隣国のコスタリカがコーヒーで潤っているのを見て、1871年に初めて輸出、生産量・輸出量も大きく増やして行った。 代表的な産地は「アンティグア」「ウエウエテナンゴ」など8つ。温暖な気候と豊かな土壌が育む優しく豊かな味わい。コーヒー好き、コーヒーフリーク、コーヒー通たちの安全地帯。安定の産地だろう。
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エチオピア G2 シダモ カフェインレス マウンテンウォーター 100g
¥700
【おすすめ焙煎度 やや浅煎り】 カフェインレス。味わいだけでなくコーヒー感までもエチオピアそのもの。 カフェインレス特有の何か気の抜けたような感覚。カフェインが抜けたんだからしょうがない。このコーヒーを試すまではそう思ってました。 しっかり普通のコーヒーを飲んだ時と同じように、味でも香りでもないコーヒー特有の充実感、それを感じとることができます。あれはカフェインだけによる物ではなかったんですね。 フルーティーな酸味と香りは抜群。熟成はしてるけど明るい印象の果実味。赤ワインのような芳醇さ。カフェインレスでこれだけリッチな味わいを体験できるのは本当に驚きです。 ※おすすめのハイロースト(やや浅煎り)の感想です。 ※商品のグラム数は生豆の状態です。コーヒー豆は焙煎すると15%ほど目減りします。 この豆のバリエーション ・ハイロースト(やや浅煎り、酸味があってスッキリ)おすすめ ・シティロースト(やや深煎り、コクがあって飲みやすい) ・フルシティロースト(深煎り、深い苦みとコク) 【生豆資料】 コーヒー発祥の地、エチオピアの有名産地であるSidamoで生産されたコーヒーは、そのクリーンな味わいと花のようなフローラルな香りで世界中のコーヒーファンから長年愛されています。当商品はそのSidamoコーヒーをメキシコDescamex社に輸出しカフェインレス加工を施したデカフェエチオピアSidamoコーヒーとなります。 Descamex社は1980年に中南米で初めて創立されたカフェインレスコーヒー生産工場です。Descamex社は創立以来デカフェ生産の最前線を走り続けるよう努力してきました。Descamex社のカフェイン抽出工程には基本的にウォータープロセスと呼ばれる水を使った抽出技術を採用しています。彼らの最大のテーマはカフェイン抽出をしながらも、最終的にコーヒーが元々持つ豊かな味わいとフレーバーをいかに残すかということでした。一方でウォータープロセスを通して化学薬品が混じっていない水を使う事により人の健康にも配慮したデカフェを生み出す事を目標としてきました。そして彼らの究極の目標は日々の抽出技術の研究とカッピングを繰り返し検証する事により、最終的には通常のカフェイン入りコーヒーとカフェインを抽出除去したコーヒーの味わいとフレーバーの差を極限まで少なくすることでした。フレーバー豊かなエチオピアSidamoコーヒーとカフェイン抽出のスペシャリスト・メキシコDescamex社の技術が生んだ名品エチオピアSidamoデカフェコーヒーはSidamoコーヒーの豊かなフレーバーを保っておりカフェインが苦手な方からはもちろん、世界中のコーヒー愛好家たちからも高い評価を受けております。 品 名:エチオピア G2 シダモ カフェインレス マウンテンウォーター 生産処理:マウンテンウォータープロセス エリア :エチオピア シダモ プロセス:ウォッシュド 規 格:G2 品 種:エチオピア在来種 【エチオピアのコーヒーについて】 人類とコーヒーの起源。 エチオピアは世界でも最も古い歴史を持つ国の一つ。さらにどこの国の植民地にならなかった稀有な国でもあり、そこには長く続く独自の文化が息づき、コーヒーもそのひとつ。アフリカナンバーワンの生産量、かつコーヒーの原種がいまも残り、コーヒーセレモニーを代表とするコーヒー文化もまた独特だ。 生産量はアフリカでダントツの1位。隣国イエメンと並び、コーヒーの生まれた土地としても名高い。かの地の伝説的な羊使いカルディがコーヒーの苗木を発見したという説はあまりにも有名。イエメンのモカ港から、それらが世界中に輸出されたことから、エチオピアで採れる豆のことは今もモカと呼ばれる。 大きいほど立派な豆とされる一般的な常識はここエチオピアにはない。その豆は小さくとも、その独特のフレーバーが高く評価される。そしてここはコーヒーの生まれた地。これが本来のコーヒーの姿だろう。特に名産地シダモの中のイルガチェフというエリアで採れる、そのコーヒーは独特の香りから人気を博し、ここ数年のスペシャルティコーヒーのブームの火付け役ともなっている。 同じくスペシャルティコーヒーを代表する品種、パナマのエスメラルダ農園で復活を遂げたゲイシャ種は、元々はエチオピアにあったゲシャ村の品種を復活させたもの。そのゲシャ村にもゲイシャが採れる。コーヒーの故郷でもあり最先端。最も目が離せない産地の一つである。
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